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いくつになっても


私の初めてのホメオパシー相談会というものを、振り返る機会に恵まれました。

その頃のことをちょっと書いてみようと思います。


疑り深いというか、自分の大事な深い部分を他人に委ねるのが怖くて、

「まずは自分で試してみてから」なんていっちょ前な言い訳のもと、

自分の感覚・内観をもとに、自己流(素人以下でした)で

レメディをとっていました。


心身を整えるもの、おもに栄養補給や自律神経を整えるものを中心に。


1年生の(4年間通います)終わりになるまで、好転反応が出そうなレメディは

とらなかったのです。そのころは自営業をしており、体調不良であっても

休めない仕事だったことが理由です。


まあそれも、だんだんと健康になりたい欲が出て来て、

薬害を取る目的のレメディを試す気になったのです。

仕事も、休んでもいいじゃないと。


初めての大きな好転反応は、その時にとったレメディとなりました。

ひと言でいえば、インフルエンザ様の症状でした。高熱、咳、痰、鼻水、

喉の腫れなど。それで正解なのです。私はひどい喘息様の咳を

抑えるために、強力な咳止め薬を長いこととっていましたから。

その薬害を疑ってのレメディ選択だったのです。


身体ってすごいなーと、熱のせいもありますがかなり興奮して

そのレメディの細かい性格などをレメディ辞典で調べてみました。


そしたらですね、テーマがなんと「母の死」というものでした。

母を突然失ってからの人生が受け入れがたく、悩み苦しんでいた私にとって

雷が落ちたような衝撃が走りました。今では懐かしい話ですけれど。


そうか、自分の心の深いところとも共鳴しているのだと理解した私は、

やっと諦めて大人しくホメオパシー相談会を受けることにしたのでした。

これ以上は、自分を客観的に観てくれるプロでなければ無理だと思ったのですね。


その後のホメオパシー学生時代は、毎月ホメオパシー相談会を受けていました。


私を観てくれた先生は、私の母と同い年で、私と同じ独身の方でした。

常識にとらわれない、私よりもずっとずっと進んだ考えをお持ちの先生で、

私は先生と話すことが一番の目的で、毎月通ったのでした。


何を言われているのか、まったく理解できないけれど、

深い部分ではちゃんと受け取っている…そんな不思議な感覚もありました。

そこについていきたくて、もっと近づいていきたくて。



先生はもうホメオパスを引退なさって、今は別のお仕事をされています。

私がふたたび岡崎でホメオパスやりますよってご報告してから

約ひと月が経った今です。


さきほど寝る前にお電話くださいましてね。


ふたつ、興味がある資格があって、挑戦しようと思うの。

そう言われました。


それは私から見ても、先生の本質にぴったりの資格でした。


うれしくてうれしくて、感動しました。


自分を生かすということ。

それが世間のお役に立つことをイメージできること。

そして何より、役立つうんぬんを横に置いて、

やりたいと思う物事にまっすぐ進まれていること。


そのことに感動しました。


それこそが、自分自身を生きるということだと

私は思うのです。魂のみちを歩むということだと。


このサイトのホームに掲げている「わたしに還る、魂の旅路へ。」

そのもののお姿を見せていただいたのでした。


良い夜です。



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